健康情報: 麻黄湯(まおうとう)とインフルエンザ・風邪 効能・効果と副作用

2010年11月20日土曜日

麻黄湯(まおうとう)とインフルエンザ・風邪 効能・効果と副作用

《資料》よりよい漢方治療のために 増補改訂版 重要漢方処方解説口訣集 中日漢方研究会
72.麻黄湯 傷寒論
麻黄5.0 杏仁5.0 桂枝4.0 甘草1.5

(傷寒論)
○太陽病,頭痛発熱、身疼腰痛,骨節疼痛,悪風,無汗而喘者,本方主之(太陽中)
○脈浮而緊,浮則為風,緊則為寒,風則傷衛,寒則傷栄,栄衛倶病,骨節煩疼,可発其汗,宜本方(弁脈,可汗,太陽)
○傷寒,脈浮緊,不発汗,因致衂者,本方主之(太陽中)
○太陽病,脈浮緊無汗,発熱身疼痛,八九日不解,表証仍在,此当発其汗,服薬巳微除,其人発煩目瞑「劇者必衂,衂乃解,所以然者,陽気重故也」本方主之(太陽中)


現代漢方治療の指針〉 薬学の友社
高熱,悪寒があるにもかかわらず,自然の発汗がなく、身体痛,関節痛のあるもの。劇しい咳嗽を伴ないこともある。乳児の鼻づまり,急性皮膚化膿疾患には高熱,悪寒がなくても使用できる。
本方は高熱を伴ないがちな流行性感冒に賞用される,葛根湯より作用が強いから通常長期にわたり投与してはならない。但しあまり虚弱でない乳児の鼻づまりで哺乳困難な時や,急性皮膚化膿疾患には0.5グラムを温湯50ccに溶かし,少量ずつ与えるとよい。
本方は盗汗を含む自然発汗がある症状には使用してならない。このような症状の感冒には柴胡桂枝湯柴胡桂枝干姜湯などがよい。本方を服用後極端に発汗するときは,柴胡桂枝湯を与えると発汗状態を緩和できる。また食欲が減退したり,のぼせ,不眠などを訴える時は直ちに服用を中止し,柴胡桂枝湯小柴胡湯柴胡桂枝干姜湯香蘇散などに転方すべきである。本方はまた感冒その他の原因でのぼせて鼻血が出る場合にも用いられ,更に桂枝湯と等量混合して桂麻各半湯として熱感があって痒みのひどい蕁麻疹に応用される。しかし本方を慢性疾患に用いる場合は虚弱な人には禁忌である。




漢方処方応用の実際〉 山田 光胤先生
○悪寒や悪風がして発熱,頭痛があり,汗が自然に出ないで脈が浮緊で力があり,このとき喘咳や咳嗽,胸満,身体痛,関節痛,腰痛などがある。
○麻黄湯証は,平素丈夫で頑健な体質の人に多い。激しい闘病反応である。したがって熱も高く,咳も激しく,からだがひどく痛いという強い症状がおこるわけである。
○本方の証は,胃腸の弱い,虚弱な体質の人には少ないが,小児には意外に多いものである。小児は新陳代謝が盛んで陽気が強いためであろう。しかしながら,これらの証はその人にとって固定したものではない。著者もへいぜい葛根湯がよく合うが数年前流感になったときは麻黄湯で治ったことがある。
○小児夜尿症(眠りが深くて目がさめずに失禁するもの―吉村得二氏経験方)覚醒作用があるので,試験勉強の眠気ざましなどに短気間用いられる。


漢方診療の実際〉 大塚、矢数、清水 三先生
本方は太陽病の表熱実証で裏に変化のないものに用い応用目標は悪寒,発熱,脈浮緊,発熱に伴う諸関節痛,腰痛及び喘咳等の症候複合である。そこで先ず感冒やインフルエンザの初期に用いられる。此方が病証に適当した場合は,身体温感を覚えて悪寒が去り,多くは発汗を来し,腰痛,諸関節痛,喘咳等は消散する。時に発汗せず尿量が増して下熱することもある。もし感冒であっても悪寒のない場合,脈が弱くて沈んでいる場合,自然に発汗している場合は本方を用いてはならない。
本方は諸関節痛を治するところから関節リウマチの急性期に応用される。また喘咳を治する所から喘息に応用される。また乳児の鼻塞,哺乳困難に用いて効がある。
本方は虚弱体質者には注意して用いねばならない。
本方は麻黄,桂枝,杏仁,甘草の四味から成る。麻黄と桂枝の協力は血管を拡張し,血行を旺盛にし,発汗を促す作用がある。杏仁と麻黄の協力は喘息を治する。甘草は一は治喘作用を助け,一は諸薬の調和剤を役目をする。


漢方処方解説〉 矢数 道明先生
いわゆる太陽病の表熱実症,熱性病で体質しっかりしていて充実感のある人で,表面に熱があって筋骨の位に移らんとし,いまだ裏の胃腸に熱が波及しない時期に用いて熱を発散させるものである。この方を用いるのに熱のあるときと熱のない雑病に用いるときがある。使い方を分けてみると,
(1) 熱性病の初期,すなわち感冒,流感,腸チフス,肺炎,麻疹などで,実証で悪寒,発熱,脈浮緊にして汗のないもの,雑病で熱のないもの
(2) 小児の鼻つまり症
(3) 流感で衂血の出るもの,汗のないとき。
(4) 喘息でかぜから起こり脈浮緊,汗のないもの。
(5) 夜尿症
(6) 乳汁分泌不足。
(7) 関節リウマチの初期。
(8) 気管支喘息。
(9) 卒中発作気絶,急仮死。
(10) 難産等 に応用される。
熱性病のときは頭痛,身疼痛,腰痛,関節痛,悪風などがあるが,汗が出ないというのを第一目標とする。熱のときでも脈が浮緊である。喘や衂などがある。



漢方入門講座〉 竜野 一雄先生
運用 1. 発熱
「太陽病,頭痛発熱,身疼,腰痛,骨節疼痛,悪風,汗無く而して喘するものは麻黄湯之を主る。」集:傷寒論太陽病中篇)之が麻黄湯正面の証であって,他の運用の機序は凡てこの中に含まれていると云ってよい。喘以外の症状は凡て体に起った発熱症状である。故に之を表熱とする。桂枝麻黄で発汗するし、麻黄湯の他の条文に脉浮緊とあるから実熱であることは言うまでもない。だが部位は桂枝湯よりも深い所に在り、そこが痛むのは概ね水や寒の変化によると考えられている。麻黄は甘草麻黄湯の適応症が裏水とあるように深い部分の水の停滞に対して之を除去する作用がある。尤も深いといっても体では腰や骨節であり、身では胸である。腹まで深くは入らない。そして桂枝湯が自然発汗しているような外に漏れ易い状態に有るのに対して麻黄湯は自然発汗がなく内に病邪が凝滞していると考えられるときに強く発汗する薬である。汗無く而して喘するとは汗が出ていれば喘はしないが,汗無く内に篭っているから,そのために喘を起すのだというのであって,病が深く且つ劇しいことを示している。
頭痛は熱気が上に昇って来るためと考えられる。故にこの機序は又鼻血を出す機序と等しいものである。悪風は風をにくむ,風に当ると気持が悪い。即ち知覚過敏である。前に述べたような発熱状態でなぜ悪寒せずに悪風するか,之に就ては古人の説にも決定的なものがなく,私も困るよく判っていないが,発熱するのは陰不足して陽気が陰中に陥入するからだし,悪寒するのは陽不足して陰気が陽中に入るからである。然るに麻黄湯の証は陽が重い,即ち陽熱の気が強いので陽不足による悪寒は起らずにただ発熱するだけである。悪風は衛が傷罪るから起るもので,衛を傷るのは風である。若し傷寒なら寒が直ちに栄血に入り陽気を奪い陽不足になって悪寒する。然るに此条は傷寒ではなく太陽病だからただ衛を傷るだけで栄血は冒さない。故に悪風だけで悪寒するには至らない。所が傷寒だと麻黄湯証でも悪寒する。「脉浮にして緊,浮は則ち風をなし,緊は則ち寒となす。風は衛を傷り,寒は栄を傷る。栄衛倶に病み骨節煩疼す。其汗を発すべし。麻黄湯に宜し」(傷寒論可汗編)がその場合である。臨床上では腰痛や骨節疼痛などがなくてもただ発熱脉浮緊だけでも本方を使う。「太陽病十日以去(中略)脉ただ浮のものは麻黄湯を与う」(傷寒論太陽中)
「脉浮の者は病表に在り,汗を発すべし」(同右)
「脉浮にして数のものは汗を発すべし」(同右)
「陽明中風(中略)病十日を過ぎ(中略)脉ただ浮にして余証なきものは麻黄湯を与う」(傷寒論陽明病)の如きは脉浮を以て病表に在りとし,数を以て熱となし,緊を以て実とし,先ずその表を解すために麻黄湯を用いるというのであって,頭痛とか頭だとかの有無に拘泥せずに使う。つまり表証があれば先表後裏治療原則に従ってとにかく表証を取ってみるのである。感冒,流感,肺炎,腸チフス,その他病気の種類如何を問わずに使うことが出来る。発病当初でも日がらを経たものでも表証さえあればよい。但し肺結核に使うことはない。

運用 2. 喘
喘は気管支喘息は勿論だが,他の病気でもぜいぜいするもの,呼吸困難のあるものは喘である。太陽病たると陽明病たるとを問わない。熱病たると無熱病であるとも問わない。ただ表去の状態は必ずなければならぬ。
「太陽と陽明の合病喘して胸満するものは下すべからず。麻黄湯に宜し」(傷寒論太陽病中)
「陽明病,脉浮,汗無くして喘するものは汗を発すれば則ち愈ゆ。麻黄湯に宜し」(傷寒論陽明病)はその例である。但し気管支喘息に麻黄湯を使う機会は少い。発熱を伴い脉浮緊数汗出があるときか,無熱で脉浮緊,他部に症状なき時とかだけで,多くの場合は脉浮でも例えば麻杏甘石湯小青竜湯,厚朴麻黄湯など他の処方を使うことの方が多い。

運用 3. 鼻血
「傷寒脉浮緊,発汗せず。因って衂を致すものは麻黄湯之を主る」(傷寒論太陽中)この衂即ち鼻血は「太陽病,脉浮緊汗去く,発熱身疼痛,八九日解せず,表証仍ほ在り,これ当に其汗を発すべし。薬を服し已り微しく除き,其人発煩目瞑す,劇しきものは必ず衂す。衂すれば乃ち解す。然る所以のものは陽気重きが故なり。麻黄湯之を主る」(傷寒論太陽中)で説明されている通り陽気が重い。即ち陽の熱気が強いから,頭部に熱が強く充血性の鼻血を出すというのである。この鼻血は熱病でも無熱病でも(例えば高血圧性の鼻血)脉浮緊,のぼせた顔色をしていれば麻黄湯を以て治す。若し脉弱,脉沈,或は他部に症状があれば瀉心湯桃核承気湯など他の処方の適応症である。


勿誤方函口訣〉 浅田 宗伯先生
此方は太陽傷寒無汗の症に用ふ,桂麻の弁(仲景氏厳然たる規則あり)犯すべからず。又喘家風寒に感じて発する者,此方を用ふれば速かに癒ゆ。朝川善庵終身此一方にて喘息を防ぐと云う。


古方薬嚢〉 荒木 性次先生
発熱頭痛,首すじ肩背中腰など痛み,息はやく,咳出て或は鼻塞りて通ぜず,或は咽喉痛み,或はぜえぜえと喘し,さむけありて汗の出ざる者,気力少く,脈沈なるものには用うべからず。熱はあるなしにかかわらず汗無きが本方の要なり。


類聚方広義〉 尾台 榕堂先生
○卒中風,痰涎壅盛シテ,人事ヲ者セズ心下堅ク身大熱シ,脈浮大ナル者ニハ白散或ハ瓜蔕ヲ以テ吐下ヲ取リシ後、本方ヲ用ユベキモノアリ。
○初生児,時々発熱シテ,鼻閉通ゼズ乳ヲ哺ムコト能ハザル者アリ此方を用ユレバ即チ愈ユ。
○痘瘡,見點時,身熱灼クガ如ク表鬱発シ難ク又大熱煩躁シテ喘シ,起脹セザル者を治ス。


漢方診療の實際』 大塚敬節・矢数道明・清水藤太郎著 南山堂刊
麻黄湯(まおうとう)
麻黄 杏仁各五・ 桂枝四・ 甘草一・五
本方は太陽病の表熱実證で裏に変化のないものに用い応用目標は、悪寒・発熱・脈浮緊、発熱に伴う諸関節痛、腰痛及び喘咳等の症候複合である。そこで先ず感 冒やインフルエンザの初期に用いられる。此方が病證に適当した場合は、身体温感を覚えて悪寒去り、多くは発汗を来し、腰痛・諸関節痛・喘咳等は消散する。 時に発汗せず尿量が増して下熱することもある。
もし感冒であっても悪寒のない場合、脈が弱くて沈んでいる場合、自然に発汗している場合は本方を用いてはならない。
本方は諸関節痛を治するところから関節リウマチの急性期に応用される。また喘咳を治する所から喘息に応用される。また乳児の鼻塞・哺乳困難に用いて効がある。
本方は虚弱体質者には注意して用いねばならない。
本方は麻黄・桂枝・杏仁・甘草の四味から成る。麻黄と桂枝の協力は血管を拡張し、血行を旺盛にし、発汗を促す作用がある。杏仁と麻黄の協力は喘息を治する。甘草は一は治喘作用を助け、一は諸薬の調和剤を役目をする。

『漢方精撰百八方』
36.[方名]麻黄湯(まおうとう)
〔出典〕傷寒論
〔処方〕麻黄、杏仁各6.0 桂枝4.0 甘草2.0
〔目標〕証には、喘して汗無く、頭痛、発熱、悪寒し、身体疼む者とある。即ち、頭痛、発熱、悪寒し、喘があって汗なく、身体が疼み、脈浮緊なる者、その他、骨節疼痛、喘して胸満し、或いは衂血のあるものに適用する。
〔かんどころ〕発熱が強く悪寒し、頭痛し、汗が出ずに喘、咳が強く、関節等身体の節々が疼む者に適用する。要するに太陽病、表熱、実証の方剤の最たるものである。
〔応用〕
(1)熱性病の初期で、頭痛、発熱、悪寒し、身体疼痛し、脈が浮緊で発汗しないもの。
(2)感冒などで、発熱、悪寒し、脈が緊で数、喘、咳を発するもの。
(3)熱性病の初期で、衂血を発するもの。
(4)熱性病の初期で、発斑、或いは発疹するもの。目標の諸症を具えるもの。
(5)鼻カタル、水洟が出たり、鼻づまりがあるもの。
(6)気管支喘息
(7)気管支肺炎
(8)乳児の鼻閉症
(9)関節リウマチの急性期。これには麻黄加朮(朮6.0)の方がよく用いられる。加味薬としては、痰が粘って切れにくい者に、桔梗3.0~5.0を加える。身体疼痛の劇しいものには、朮、ヨク苡仁を加える。喘息の劇しいものには、生姜、半夏を加えて奏効することがある。
感冒、流感の初期で葛根湯を用いるか、麻黄湯を用いるか、判別しにくい場合がある。典型的の証を示していれば、判定しやすいのであるが、判定しにくい場合も少なくない。勿論、麻黄湯の方が、症状が劇しいのであるが、麻黄湯には喘、咳が強く出るが、葛根湯は喘、咳は弱いか伴わない場合がある。証に言う症状が似通っている場合の区別は、麻黄湯は全体として、より流動的で激しく、葛根湯はやや固まった感じである。麻黄湯は身体の節々、関節等が痛むが、割に筋肉の全体的の凝りは少ない。葛根湯は筋肉、筋がこって身体が痛むように思う。麻黄湯は水洟が劇しく出るが、葛根湯は、やや濃い洟の感じである。この様な区別が一応の目安になると思う。
伊藤清夫


漢方薬の実際知識 東丈夫・村上光太郎著 東洋経済新報社 刊
4 表証
表裏・内外・上中下の項でのべたように、表の部位に表われる症状を表証という。表証では発熱、悪寒、発 汗、無汗、頭痛、身疼痛、項背強痛など の症状を呈する。実証では自然には汗が出ないが、虚証では自然に汗が出ている。したがって、実証には葛根湯(かっこんとう)・麻黄湯(まおうとう)などの 発汗剤を、虚証には桂枝湯(けいしとう)などの止汗剤・解肌剤を用いて、表の変調をととのえる。
各薬方の説明
1 麻黄湯(まおうとう)  (傷寒論)
〔麻黄(まおう)、杏仁(きょうにん)各五、桂枝(けいし)四、甘草(かんぞう)一・五〕
太陽病の表熱実証で、裏に変化のないものに用いられる。本方は、悪寒、発熱、頭痛、無汗、脈浮、喘咳、諸関節および筋肉痛、腰痛などを目標とする。実証であるから、各種の症状は激しい。
〔応用〕
つぎに示すような疾患に、麻黄湯證を呈するものが多い。
一 感冒、気管支炎、気管支喘息、百日咳、肺炎その他の呼吸器系疾患。
一 鼻炎、鼻塞、衂血その他の鼻疾患。
一 関節リウマチ、関節炎その他の運動器系疾患。
一 そのほか、脳溢血、神経痛、夜尿症、乳汁分泌不足、麻疹、腸チフスなど。

5 麻黄剤(まおうざい)
麻黄を主剤としたもので、水の変調をただすものである。したがって、麻黄剤は、瘀水(おすい)による症状(前出、気血水の項参照)を呈する人に使われる。なお麻黄剤は、食欲不振などの胃腸障害を訴えるものには用いないほうがよい。
麻黄剤の中で、麻黄湯、葛根湯は、水の変調が表に限定される。これらに白朮(びゃくじゅつ)を加えたものは、表の瘀水がやや慢性化して、表よ り裏位におよぼうとする状態である。麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)・麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)は、瘀水がさらに裏位におよび、筋肉に作用 する。大青竜湯(だいせいりゅうとう)小青竜湯(しょうせいりゅうとう)・越婢湯(えっぴとう)は、瘀水が裏位の関節にまでおよんでいる。


【一般用漢方製剤承認基準】
麻黄湯
〔成分・分量〕 麻黄3-5、桂皮2-4、杏仁4-5、甘草1-1.5
〔用法・用量〕 湯
〔効能・効果〕 体力充実して、かぜのひきはじめで、さむけがして発熱、頭痛があり、せきが出て身体のふしぶしが痛く汗が出ていないものの次の諸症: 感冒、鼻かぜ、気管支炎、鼻づまり(使用上の注意:身体虚弱の人は使用しないこと)

【添付文書等に記載すべき事項】
してはいけないこと (守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
1. 次の人は服用しないこと
(1)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。
(2)生後3ヵ月未満の乳児。 〔生後3ヵ月未満の用法がある製剤に記載すること。〕

2. 短期間の服用にとどめ、連用しないこと 〔1日最大配合量が甘草として1g以上(エキス剤については原生薬に換算して1g以上) 含有する製剤に記載すること。〕

相談すること
1. 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)胃腸の弱い人。
(4)発汗傾向の著しい人。
(5)高齢者。 〔マオウ又は、1日最大配合量が甘草として1g以上(エキス剤については原生薬に換算 して1g以上)含有する製剤に記載すること。〕
(6)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
(7)次の症状のある人。
むくみ1)、排尿困難2)
〔1)は、1日最大配合量が甘草として1g以上(エキス剤については原生薬に換算して1 g以上)含有する製剤に記載すること。
2)は、マオウを含有する製剤に記載すること。〕
(8)次の診断を受けた人。
高血圧1)2)、心臓病1)2)、腎臓病1)2)、甲状腺機能障害2)
〔1)は、1日最大配合量が甘草として1g以上(エキス剤については原生薬に換算して1 g以上)含有する製剤に記載すること。
2)は、マオウを含有する製剤に記載すること。〕

2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
関係部位 症 状 皮 膚 発疹・発赤、かゆみ 消化器 吐き気、食欲不振、胃部不快感 その他 発汗過多、全身脱力感 まれに下記の重篤な症状が起こることがある。その場合は直ちに医師の診療を受けること。

症状の名称 症 状 偽アルドステロン症、 ミオパチー 手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。



【関連情報】
インフルエンザの漢方治療
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インフルエンザと普通の風邪との違い
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