『健保適用エキス剤による 漢方診療ハンドブック』 桑木崇秀著 創元社刊
p.225
川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん) <出典> 和剤局方(宋時代)
<方剤構成>
川芎 荊芥 防風 薄荷 香附子 白芷 羗活 細茶 甘草
<方剤構成の意味>
この方剤の意味は,川芎という活血・鎮痛薬を主薬とし,茶をもって味を調えた方剤とでもいう意味であろうか。川芎のほか,白芷・羗活・香附子・防風にも鎮痛作用があり,香附子には川芎と共に月経調整作用もある。荊芥・防風・薄荷をはじめ,構成生薬のほとんどすべてが発散性であることから,この方剤は痛みを発散させて治す方剤であることがわかる。また月経調整作用もありそうである。
薄荷が涼性であるのを除いて,構成生薬はすべて温性(甘草のみ平性)であるから,表寒証用の方剤と言える。
<適応>
頭痛ことにカゼによる頭痛,婦人の常習頭痛(月経不順があってもなくても)にもしばしば奏効する。
ただし,明らかに熱証の者には適さない。
『山本巌の漢方医学と構造主義 病名漢方治療の実際』 坂東正造著 メディカルユーコン刊
p.140
◆川芎茶調散『医剤局方』
<組成>
川芎、荊芥、薄荷、香附子、羗活、白芷、細辛、甘草、防風、茶葉
参蘇飲は処方中に葛根、紫蘇葉、前胡といった解表薬が含まれている。したがって、軽症の頭痛にはそれでもよく効くが、重症の頭痛には川芎、白芷、細辛などを加える。川芎茶調散にも川芎、白芷、荊芥、防風、羗活、薄荷といった解表薬が入っていて頭痛によく奏効する。もし高熱があって頭痛するときには、石膏、薄荷等を加える。
p.272
◆川芎茶調散『医剤局方』
<組成>
川芎、薄荷、荊芥、香附子、羗活、白芷、防風、細辛、炙甘草、茶葉
<構造>
①川芎、荊芥、羗活、白芷、防風、細辛・・・・・・血管を拡張して脳の血行をよくして鎮痛する。
②薄荷・・・・・・消炎鎮痛作用。
本方は、感冒やインフルエンザ、鼻炎などに伴う風寒の頭痛、婦人血の道症に伴う頭痛に用いられた。一般の頭痛に対するbaseの処方として応用される。
『健康保険が使える 漢方薬の選び方・使い方』 木下繁太郎著 土屋書店刊
川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)
症状
体力の如何に関わらず、広く頭痛に用い、古くから特に女性の常習性頭痛の薬として有名。頭痛のほか、風邪、血の道症にも応用。
①突発性の頭痛(風寒)
②悪寒、発熱。
③鼻づまり。
④めまい。
腹:不定
脈:浮
舌:薄い白苔
適応
風邪、血の道症、頭痛、インフルエンザ、鼻炎、副鼻腔炎、偏頭痛、血管性頭痛、神経性頭痛。
【処方】
白芷(びやくし)、羌活(きょうかつ)、荊芥(けいがい)、防風(ぼうふう)、薄荷(はっか) 各2.0g。
甘草(かんぞう)、細茶(さいちゃ)(茶葉)各1.5g
緑茶の入った漢方薬です。お茶にはカフェインが含まれ、覚醒、利尿作用があります。
健:タ・ツ・ト(和剤局方)
※タ:高砂薬業(株)大刺製薬(株)/大阪市
※ツ:ツムラ(株)/東京都
※ト:(株)トキワ漢方製薬/大阪市
『■重要処方解説(104)』
川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)・桔梗湯(ききょうとう)
日本東洋医学会理事 中田敬吾
■川芎茶調散・出典
まず川芎茶調散(センキュウチャチョウサン)について述べます。本処方の出典は,宋の『太平恵民和剤局方(たいへいけいみんわざいきょくほう)』であります。『和剤局方』主治として,「成夫,婦人,諸風上り攻め,頭目混重し,偏正頭痛し,鼻塞がり,声重く,風に破られ,熱盛んにして肢体煩疼し、肌肉軟動し、膈熱痰盛んにして,婦人の血風攻注し,太陽の穴疼を治す。ただこれ風気に感じてなり。ことごとく皆これを治す」と記載されております。
すなわち成人の男女が風邪の侵襲を受け,頭が重く,目が暗く,側頭部や前頭部が疼き,鼻が詰まったり,声が出にくかったり,熱があって体のあちこちが疼く,筋肉がピクピク動いたり,胸郭部に痰が多い状態を治すという意味です。つまり感冒の時の症状に適応するわけですが,その中でも頭痛が主目標といえましょう。
さらに「婦人血風攻め注ぎ,太陽の穴疼くを治す」とありますので,婦人で瘀血が原因して太陽経の経穴,すなわち膀胱経の頭部から項部のツボや,小腸経の側頭部のツボ周辺が痛む場合にもよいということです。
■構成生薬・薬能薬理
処方は「白芷(ビャクシ),甘草(カンゾウ),羗活(キョウカツ),荊芥(ケイガイ),川芎(センキュウ),細辛(サイシン),防風(ボウフウ),薄荷(ハッカ)の八味を搗きて細末とし,食後に茶精(サセイ)にて調下す」となっております。茶精とは普通に喫する茶のことです。後ろの註に「一本に細辛なく香附子(コウブシ)あり」とあります。明の『万病回春(まんびょうかいしゅん)』では,後註の処方を採用し,細辛なく香附子を加えたものを川芎茶調散としております。そして,菊花(キッカ),細辛(サイシン),彊蚕(キョウサン),蝉退(センタイ)を加え,菊花茶調散(キッカチャチョウサン)という別の処方も記載しております。
本処方は茶で服用することになっていますが,現在では茶も処方中に入れ,煎じたり,あるいはエキス剤としております。現在の保険漢方の基礎となっている大塚,矢数,清水三氏共著の『漢方診療医典』では,「万病回春』の処方を採用し,細辛がなく香附子を加えたものとなっております。私ども細野門下では,細辛,香附子両方を入れ,さらに辛夷(シンイ)を加えて用いるのを原則としております。
さて本処方の構成生薬の薬能から適応症を考えてみますと,いわゆる去風薬が多く組み込まれているわけであります。
まず処方名の川芎ですが,本草書では「血を補い、渇きを潤し,気を巡らし,捜風によろし」と記載されております。「捜風によろし」とは生体内の風邪を捜し出し,それを追い出す作用があるということです。これは去風作用が強いことを意味します。川芎は血虚の治療処方である四物湯(シモツトウ)の重要構成生薬であり,血の不足を補う効果が優れ,血行をよくし,かつ風湿を逐いやって,頭痛を治す効果があるわけです。これを辛夷と組み合わせると,鼻炎など鼻疾患に有効性が高まり,かつ頭痛を治す効果も増強されます。
白芷も辛温の薬性を持ち,風邪を散じて湿を除く効果に優れております。陽明経の主薬といわれ,経路の大腸経,胃経異常の疾患に応用されます。「陽明,頭痛を治す」と本草書に記載され,頭痛に多用されています。
荊芥は味が辛苦,すなわち辛くて苦く,性は温です。発汗して風邪や湿を除き,傷寒,頭痛,中風,体の強ばり,顔面麻痺などを治すと本草書に記載され,風病,血病,瘡家すなわち皮膚病の聖薬といわれております。
羗活も味が辛苦,性は温で,捜風,発表,消湿の効があり,風湿相打ち,頭痛するのを治します。リウマチなどの関節痛や,神経痛,脳卒中による筋肉の強ばりや麻痺にも応用します。皮膚に侵入りた風邪を逐い出すのに強い作用を持っています。
防風は味が辛寒,性微温,「頭目の滞気や経路の留湿を散じ,上焦の風邪,頭痛,めまい,背の痛み,項の強ばり,周身ことごとく痛むを主る」と記載されています。すなわち上半身の風邪を除き,頭痛や項背部の痛みを治すということです。
細辛は辛温,風湿を散じ,寒を補い,腎を潤すによろしとあり,「風邪を散じ,諸風痺痛するによろし」と記載されております。「咳嗽上気,頭痛,背強ばるもの,これによろし」とあります。
薄荷は,よくガムや煙草にも入れられていますが,これは辛涼の薬性を持ち,風熱を清散し,頭目を清くする効果があります。「頭痛頭風,中風などを治し,目,耳,喉,歯の諸病に用う」と記載されております。風邪と熱邪を除く効果があるわけです。
茶は気を下し,食物を消化し,痰や熱を去り,頭や目をすっきりさせる効果があります。食後に茶を喫したり,飲食後に茶を飲むのも,食物の消化を助け,酒の毒を除き,体内で病的な痰や熱に変わるのを防ぐためです。烏竜茶が肥満症によいといわれていますが,茶にはすべての食物の脂肪類を除き去る効果があります。また茶は頭をすっきりさせ,頭痛や頭重を除き,大小便の通利を促進します。
香附子は気に働き,そのうっ滞を除き,体内の新陳代謝を促し,消化機能をよくする働きがあります。
甘草はご存じのように,鎮痛効果に優れ,消化機能を助け,さらに処方中の他の薬の強すぎる作用をマイルドにし,それぞれの薬の作用がうまくかみ合うように調整する働きを持っています。
また私どもがこれに加える辛夷は,上衝の伏熱を除き,胃や肺の働きを助け,目や耳,鼻など体外に開いている穴の機能をよくし,頭痛を治す効果に優れています。先にも述べましたように,川芎と辛夷は一緒にして鼻疾患に応用しますと,非常に有効率が高まります。
以上,構成生薬の薬能をみますと,川芎は風湿,血風,白芷は風湿,荊芥は風湿,羗活は風湿,防風は風湿,細辛は風湿,寒,薄荷は風熱と,茶,香附子を除いてすべてに去風作用がみられます。風に湿,熱,寒が合わさって,痛みを治す効果に優れた処方といえます。さらに各生薬に優れた効果があるというわけです。本処方の主治残「諸風上り詰めて頭目混重,偏正頭痛」という記載がありますが,本処方はまさに風邪による頭痛に有効性のあることが,処方構成からもうなずけるものであります。
■現代における用い方
本処方の適応は,風邪,頭痛という点から感冒の頭痛に効果があります。感冒ではいろいろな症状が出現してきますが,その中でも頭痛はよくみられる症状の1つであります。感冒の初期に肩凝りが強く,頭痛,発熱,悪寒などが伴うことが多いのですが,肩凝りなどの強いタイプは葛根湯(カッコントウ)の適応症となります。またインフルエンザの時のように,悪寒戦慄し,高熱か出て頭痛も伴う時は,柴葛解肌湯(サイカツゲキトウ),麻黄湯(マオウトウ)などの適応となります。
川芎茶調散の適応は,発熱や肩凝りなどは大して強くありませんが,頭痛だけが強く,頭が上げられないといったタイプの感冒に有効といえます。いわゆる頭痛タイプの感冒が,本処方を用いるポイントです。感冒の風邪は外部からの感染によるものであり,漢方では外邪に属します。一方,内風といい,体内で風邪が発生し,頭痛などをきたす場合があります。その多くは漢方でいう肝臓の失調によるものですが,ストレス過多,動脈硬化,高血圧,女性の更年期障害などに,こういった内風頭痛がみられることがあります。
本処方の構成生薬である川芎,荊芥,白芷,細辛などは,鼻にもよく作用します。慢性鼻炎,慢性副鼻腔炎,アレルギー性鼻炎に頭痛が伴っている場合も,本処方の適応となりえます。この場合は,漢方的な内風,外風に水毒が合わさっている場合が多く見られます。ほかに偏頭痛発作,顔面神経痛などにも本処方が効くことがあります。
以上により,本処方適応症としては,頭痛が第一の目標といえます。その頭痛もかなり強い頭痛であります。適応疾患としては,感冒,慢性の鼻疾患,鼻炎,アレルギー性鼻炎,副鼻腔炎など高血圧症,ストレス過多の頭痛,動脈硬化症,偏頭痛,更年期障害,顔面神経痛などがあげられます。頭痛が強度の時は,しばしば嘔吐を伴います。特に偏頭痛発作の時は,強い頭痛とともに悪心,嘔吐を伴いがちですが,このように強度の頭痛で悪心,嘔吐を伴う時は,川芎茶調散ではなく呉茱萸湯(ゴシュユトウ)の適応となります。川芎茶調散は,嘔吐を伴わない強度の頭痛に適応するわけです。
■症例提示
以下症例を示しますと,77歳の女性,やや水太り気味の中背の体格をしております。日本舞踊の師匠をしておられ,立ち坐りが多く,膝関節痛,腰痛などを訴え,以前より本院外来で針灸主体の治療をしている方です。10月中旬の,一時急に冷え込んだ時ですが,かぜを引き,往診の依頼が来ました。
往診しますと,頭痛が強いといって頭に鉢巻きをして寝ています。くしゃみ,水洟も出て,後頭部から前頭部へかけてズキズキ痛むと訴えます。悪寒や熱感はあまり訴えていませんでした。咳嗽もありません。脈はやや浮弦,力は普通でした。六部定位では肺と腎の虚を認めております。舌は胖大,色はやや紅,歯痕があり,薄い白苔があり,湿潤していました。皮膚は乾いてもいませんでしたが,特に汗ばんでいるということもなく,適度な潤いがあるという感じでしたが,turgorは低下していました。鼻粘膜は入口付近はやや蒼白,奥はやや赤く,喉の粘膜も軽度の赤さを認めました。薄い透明の後鼻漏を認めました。肩,項部,肩甲間部に軽度の凝りを認め,前胸部中央,膻中から巨闕にかけて強い圧痛を認めました。 この圧痛は,患者さんが以前より虚血性心疾患を持っているためのものと思われました。
腹壁は皮下脂肪のために厚く,全体に力のない軟弱なものでした。大巨穴付近に軽度の抵抗を認め,強く圧すと不快な圧痛を訴えました。血圧は166/98mmHgとやや高値で,尿利は正常,大便も1日1行で正常でした。睡眠は頭痛があり,不良ということでした。体温は36.6℃でしたが,本人は平熱が35℃くらいですから,「私にとっては熱があります」といっていました。感冒による頭痛として,川芎茶調散加辛夷を3日分処方して帰しましたが,3日目に電話がかかり,頭痛は往診の翌日の夕方には感じなくなり,かぜの感じもよくなったということでした。
症例2は48歳の女性,会社の役員をしておられます。昭和53年2月,初診の方です。初診の3年前に胆石症で胆嚢摘出術を受けていますが,その後も疲労したりすると,右季肋部痛,右背部痛,右肩の凝りと痛みをきたすということで,本院を訪れております。体格は身長164cm,体重72kgで,女性としては大柄でかなり肥満体でした。初めは胸脇苦満も強く,腹壁も厚く,腹力もあり,右下腹部大巨穴付近に抵抗と圧痛を認め,便秘がちであるということから,大柴胡湯合大黄牡丹皮湯(ダイサイコトウゴウダイオウボタンピトウ)を投与し,右季肋部痛や右背部痛,右肩の凝りや痛みは軽快し,便通も快調になっていましたが,4月頃からアレルギー性鼻炎が出現し,くしゃみ,水洟がひどく,仕事にならないと訴えてきました。肥満しているわりには寒さを強く訴えるので,小青竜湯加杏仁附子(ショウセイリュウトウカキョウニンブシ)に転方し,鼻炎症状は軽快しております。多忙で疲労しやすく,疲れが蓄積してくると膀胱炎を発症しますので,そのつど猪苓湯加車前子甘草(チョレイトウカシャゼンシカンゾウ)を投与したりもしていました。
このようにしてその年の夏を迎え,会社にクーラーを入れるようになりました。一日中クーラーの中で仕事をした翌日から,くしゃみ,水洟がひどくなり,ずきずきとするひどい頭痛が出現しました。鼻は詰まり,さらに水洟が溢れ出て,くしゃみを連発し,前頭部から頭部全体にかけてずきずき痛み,肩も凝りつまるということでした。脈はやや浮数,やや緊で有力でした。鼻粘膜は入口付近はやや蒼白でしたが,奥の方は発赤して腫れていました。滲出液も多く認められました。血圧は160/88mmHgと少し高い傾向でした。腹部は初診の頃と特に変わりがなく,腹壁は厚く,腹力はあり,右胸脇苦満も少し認めました。
風邪上行による頭痛,鼻閉,鼻炎状態と診断し,川芎茶調散加辛夷を投与いたしました。本処方服用により,翌朝にはさしもの激しい頭痛も濃い霧がさっと晴れた時のように消失し,鼻炎症状も改善していました。この患者は,この後も時々激しい頭痛を訴えていましたが,そのつど川芎茶調散加辛夷の服用にて速やかに改善しております。
以上,頭痛を訴える2症例を示しましたが,川芎茶調散は奏効する時は,1~2服の服用でも症状がかなり改善されますので,強度の頭痛の場合本処方を投与して,2~3服服用させても効果がみられない時は,他の処方の適応症と考えるのが妥当だと思います。
※経路? 経絡の間違いか?
※味が辛寒? 味が辛甘の間違いか?
※寒を補い? 肝を補いの間違いか?
【参考】
turgor:皮膚の緊張感 ツルゴール、トルゴール(一般的な意味は 膨張,膨張性)
副作用
1) 重大な副作用と初期症状
1) 偽アルドステロン症:
低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)
を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行う。
2) ミオパシー: 低カリウム血症の結果としてミオパシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行う。
[理由]
厚生省薬務局長より通知された昭和53年2月13日付薬発第158号「グリチルリチン酸等を含 有する医薬品の取り扱いについて」に基づく。
[処置方法] 原則的には投与中止により改善するが、血清カリウム値のほか血中アルドステロン・レニン活性等の検査を行い、偽アルドステロン症と判定された場合は、症状の種類や程度により適切な治療を行う。低カリウム血症に対しては、カリウム剤の補給等により電解質 バランスの適正化を行う。
2) その他の副作用
消化器:食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢等
[理由] 本剤には川芎(センキュウ)が含まれているため、食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢等の消化器症状があらわれるおそれがあるため。
[処置方法] 原則的には投与中止により改善するが、病態に応じて適切な処置を行う。