○朝鮮ニンジンで健康被害 国民生活センターに相談 共同通信社 【1月11日】
国民生活センターは10日、朝鮮ニンジン(高麗ニンジン)を原料にした健康食品で、
血圧上昇や下痢などの症状が出たという被害相談が、
過去5年間に約100件寄せられていたと発表した。
国立健康・栄養研究所などによると、
朝鮮ニンジンには強壮や血糖、血圧調整など、
多くの効果があるとされる。
しかし、製品の特性や体の状態によっては、
期待とは逆の効能が現れることもあり、
特に高血圧の人は注意が必要という。
相談には、血圧上昇や下痢のほか「血糖値が急に上がった」
「吐き気がする」「湿疹(しっしん)が出た」との訴えもあった。
これを受けて、センターが朝鮮ニンジンを使った市販の健康食品や
医薬品21種類を調査したところ、製品によって有効成分にばらつきが見られ、
糖類が多く含まれるものもあった。
センターは「摂取する場合は少量から始め、
不安を感じたらすぐに医師や薬剤師に相談してほしい」と呼び掛けている。
(コメント)
人参の血圧上昇作用は古くから知られており、
特にいわゆる陽実証タイプの人には禁忌とされています。
糖尿病の治療には、よく人参が使われますので、
「血糖値が上がった」というのは、人参の副作用とは考えにくいです。
「糖類が多く含まれるものもあった」 とありますので、
これの可能性が高いと思われます。
吐き気や下痢、湿疹などは、どのような原料でも可能性があります。
また、余り知られていませんが、
ガン細胞も元気にしてしまう可能性があるので、
ガンに使用する際も注意が必要だそうです